骨造成の手術は痛いですか？

手術後数日間は腫れや痛みが生じることがあります。お口の中を切開する処置のため、ある程度の症状は避けられませんが、お渡しする痛み止めや抗菌薬をしっかりと服用していただくことで、症状は和らいでいきます。当院では痛みを最小限に抑える工夫も行っております。

骨が作られるまでどのくらい待つのですか？

個人差はありますが、おおよそ3ヶ月から半年程度の期間が必要です。骨はゆっくりと時間をかけて形成されるため、急ぐことはできません。この間は定期的にお越しいただき、骨の作られ方を確認させていただきます。そのため、全体の治療期間は長くなります。

骨造成にはどんな危険性がありますか？

外科的な処置ですので、感染や出血といったリスクが伴います。また、通常のインプラント費用に加えて骨造成の費用も必要になります。しかし、このままではインプラントが不可能な状況を改善できるため、得られる効果は大きいと考えられます。

喫煙者でも骨造成手術を受けられますか？

タバコは血液の流れを悪くし、傷の治りを遅らせてしまいます。そのため骨の定着にも悪影響を与えます。骨造成手術の成功率を高めるためにも、治療期間中は禁煙をお願いしています。どうしても難しい場合は、本数を減らすなど、できる範囲での協力をお願いします。

骨造成

About

骨造成とは？

インプラント治療を行いたい！でも骨が足りないと言われた。そんな方に必要になるのが骨造成です。
骨造成は、歯を失った部分の骨が不足している場合に、人工的に骨を増やす治療法です。歯を失うと、その部分の骨は徐々に吸収されて薄くなったり、高さが不足したりします。特にインプラント治療を行う際には、インプラントを支えるのに十分な骨の厚みと高さが必要です。骨が不足していると、インプラントを安全に埋入することができません。
骨造成では、自分の骨（自家骨）や人工の骨補填材を使用して、不足している骨を補います。この治療により、インプラント治療が可能になったり、より安全で長期的に安定したインプラント治療を行うことができるようになります。また、見た目の改善や、隣接する歯への負担軽減にもつながります。

Recommend

こんな方におすすめ

インプラント治療を希望しているが、骨が不足していると診断された方

歯を失ってから長期間経過しており、骨が吸収されてしまった方

歯周病によって骨が失われてしまった方

事故や外傷により骨が失われてしまった方

より安全で確実なインプラント治療を希望される方

見た目の改善を希望される方

骨が不足している状態でインプラント治療を無理に行うと、インプラントが安定せず、長期的な成功率が下がってしまいます。骨造成を行うことで、理想的な条件でインプラント治療を受けることができます。

Feature

当院の骨造成治療における特徴

CTによる精密診断

骨造成治療で重要なことは、現在の骨の状態を正確に把握することです。当院では3次元CTを用いて、骨の厚み、高さ、質を詳細に分析し、最適な治療計画を立てます。CTにより骨の内部構造や重要な神経・血管の位置も確認できるため、より安全な治療が可能になります。

拡大鏡・マイクロスコープを用いた精密治療

骨造成は非常に繊細な技術を要する治療です。当院では拡大鏡やマイクロスコープを使用することで、細部まで確認しながら正確な処置を行います。これにより、骨補填材の適切な配置や、既存骨との良好な結合を図ることができます。

様々な骨造成法に対応

患者様お一人お一人の骨の状況に合わせて、最適な骨造成法を選択します。当院では、骨の不足している部位や量に応じて適切な治療法をご提案し、成功率の向上を目指しています。

上あごの奥歯部分の骨造成

上の奥歯を失った部分は、もともと骨が薄く、さらに上顎洞という空洞が近いため、インプラント治療が困難な場合があります。このような部位には、上顎洞の粘膜を慎重に押し上げて空間を作り、そこに骨を増やす材料を入れる治療を行います。

広範囲の骨造成が必要な場合

骨の不足が大きい場合や、複数本のインプラントを同時に行う場合には、より本格的な骨造成が必要になります。この場合は、歯茎を大きく開いて十分な視野を確保し、必要な範囲に確実に骨を造成していきます。

骨の幅を増やす治療

インプラントを埋める際に骨の幅が足りない場合には、骨誘導再生という方法を用います。骨の材料を配置した後、特殊な膜で覆うことで、骨だけが再生されるよう誘導します。この方法により、しっかりとした骨の土台を作ることができます。

抜歯時の骨保存処置

歯を抜いた後は、時間の経過とともに骨が痩せてしまいます。将来インプラント治療を予定している場合には、抜歯と同時に骨の材料を入れることで、骨の減少を最小限に抑えることができます。これにより、後のインプラント治療がスムーズに行えるようになります。

安全性を重視した治療

骨造成治療では、感染防止と治癒促進が極めて重要です。当院では無菌的な環境での処置、適切な麻酔管理、術後の丁寧なフォローアップを行い、安全で確実な治療を提供します。

Type

当院で行う骨造成の種類

GBR（骨再生誘導法）

GBR法とは、インプラントを埋めるために必要な骨の厚みや高さが不足している場合に行う骨再生治療です。人工の膜（メンブレン）で骨の再生スペースを確保し、骨補填材を入れて新しい骨の形成を促します。比較的軽度から中等度の骨欠損に適しており、自然な骨再生を目指す安全性の高い方法です。

サイナスリフト

サイナスリフトは、上顎の奥歯部分で骨の高さが不足している場合に行う骨造成術です。上顎洞と呼ばれる空洞の底を持ち上げ、骨補填材を挿入してインプラントを支えられる骨量を確保します。骨の厚みが極端に少ないケースにも対応でき、上顎臼歯部のインプラント治療を可能にする方法です。

ソケットリフト

ソケットリフトは、サイナスリフトよりも侵襲の少ない上顎骨造成法です。インプラント埋入の際、歯槽骨の穴から器具を用いて上顎洞の粘膜を持ち上げ、その空間に骨補填材を挿入します。軽度の骨不足に適しており、同時にインプラント埋入ができることも多く、体への負担が少ない点が特徴です。

Merit

骨造成治療のメリット

インプラント治療が可能になる

骨が不足していてインプラントができなかった部位でも、骨造成により治療が可能になります

インプラントの安定性向上

十分な骨があると、インプラントがしっかりと固定され、長期的な安定性が得られます

審美性の改善

骨の形態を整えることで、より自然で美しい仕上がりが期待できます

隣接する歯への負担軽減

インプラント治療により、ブリッジなどで隣の歯を削る必要がなくなります

長期的な成功率向上

理想的な骨の条件下でのインプラント治療により、長期的な成功率が向上します

機能性の回復

しっかりとした土台により、自然な噛み心地を取り戻すことができます

Flow

当院の骨造成治療の流れ

Step 01

精密検査・診断

レントゲン撮影、CT撮影を行い、骨の状態を詳細に分析します。失われた骨の量、質、形態を正確に把握し、最適な治療方法を決定します。全身の健康状態も確認し、治療の適応を判断します。

Step 02

治療計画の説明・同意

検査結果をもとに、具体的な治療方法、期間、費用について詳しくご説明します。3次元画像を用いて、現在の状態と治療後の予想される状態をわかりやすくお見せします。十分にご理解いただいた上で治療を開始します。

Step 03

骨造成手術

局所麻酔を行い、痛みのない状態で手術を行います。症例に応じて、自家骨や人工骨補填材、メンブレン（人工膜）を使用し、骨の再生を促進します。手術時間は症例により異なりますが、通常1-2時間程度です。

Step 04

治癒期間

骨造成後は、骨が再生するまでの治癒期間が必要です。通常3-6ヶ月程度の期間を要します。この間、定期的にチェックを行い、治癒状況を確認します。感染予防や適切な口腔ケアについて指導します。

Step 05

インプラント埋入

骨が十分に再生されたことを確認した後、インプラント治療を行います。造成された骨にインプラントを埋入し、さらに3-6ヶ月の結合期間を経て、最終的な被せ物を装着します。

Step 06

メインテナンス

治療完了後も、長期的な安定性を保つため、定期的なメインテナンスを行います。レントゲン検査による経過観察、プロフェッショナルクリーニング、適切なホームケア指導を継続的に行います。

Faq

よくあるご質問

骨造成の手術は痛いですか？: 手術後数日間は腫れや痛みが生じることがあります。お口の中を切開する処置のため、ある程度の症状は避けられませんが、お渡しする痛み止めや抗菌薬をしっかりと服用していただくことで、症状は和らいでいきます。当院では痛みを最小限に抑える工夫も行っております。

骨が作られるまでどのくらい待つのですか？: 個人差はありますが、おおよそ3ヶ月から半年程度の期間が必要です。骨はゆっくりと時間をかけて形成されるため、急ぐことはできません。この間は定期的にお越しいただき、骨の作られ方を確認させていただきます。そのため、全体の治療期間は長くなります。

骨造成にはどんな危険性がありますか？: 外科的な処置ですので、感染や出血といったリスクが伴います。また、通常のインプラント費用に加えて骨造成の費用も必要になります。しかし、このままではインプラントが不可能な状況を改善できるため、得られる効果は大きいと考えられます。

喫煙者でも骨造成手術を受けられますか？: タバコは血液の流れを悪くし、傷の治りを遅らせてしまいます。そのため骨の定着にも悪影響を与えます。骨造成手術の成功率を高めるためにも、治療期間中は禁煙をお願いしています。どうしても難しい場合は、本数を減らすなど、できる範囲での協力をお願いします。

手術後はどんなことに気をつければよいですか？

処方されたお薬をきちんと飲み、お口の中を清潔に保つことが大切です。また、手術した部分に刺激を与えないよう、硬いものは避けてください。お酒やタバコも控えていただき、激しい運動も数日間は避けてください。定期的な検診も忘れずにお越しください。

骨造成治療は専門的な技術と豊富な経験が必要な治療です。当クリニックでは最新の機器と確かな技術で、安心・安全な骨造成治療をご提供いたします。骨が足りないと言われてインプラント治療を諦めかけている方も、一度ご相談にいらしてください。

アライナー矯正は、現代のライフスタイルに適した画期的な矯正治療法です。しかし、治療の成功には患者様のご協力が不可欠であり、適応症例も限られています。当院では、豊富な経験と最新の技術を駆使して、患者様お一人おひとりに最適な治療をご提案いたします。アライナー矯正をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。
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