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治療方針を見直すべき10のサイン|失敗しない歯科選びのコツ

2025.12.11

歯科治療を受けているけれど、なんとなく違和感を感じている・・・。そんな経験はありませんか?

実は、多くの患者様が「このまま治療を続けていいのだろうか」という不安を抱えながら通院されています。歯科治療は専門性が高く、患者様ご自身で判断することが難しい分野です。しかし、治療方針を見直すべきタイミングを見逃すと、お口の健康に大きな影響を及ぼす可能性があります。

今回は、日本顎咬合学会かみあわせ認定医として、これまで数多くの患者様の治療に携わってきた経験から、治療方針を見直すべき10のサインと、失敗しない歯科選びのコツについてお話しします。

治療方針を見直すべき10のサイン

長年の臨床経験から、患者様が治療方針の見直しを検討すべきサインがいくつか存在します。これらのサインに気づくことが、お口の健康を守る第一歩となります。

サイン1:説明が不十分で納得できない

治療内容について十分な説明がない。

これは最も重要なサインの一つです。インフォームドコンセント、つまり医師の説明に対する患者様の同意は、単なる手続きではありません。病状や治療方針について丁寧な説明を受け、それを理解し納得していただくことが何より大切なのです。治療にかかる費用や、治療後のメンテナンス費用などが明確になっていることも重要なポイントとなります。

サイン2:痛みや違和感が続いている

治療を受けているにもかかわらず、痛みや違和感が長期間続く場合は注意が必要です。ブリッジを装着している方であれば、食べ物が詰まりやすくなったり、ブリッジと歯の隙間が大きくなったりしていませんか?これらは劣化のサインかもしれません。ブリッジは治療時に歯に合うように装着されますが、劣化してくるとだんだん歯との装着感がなくなってきます。

サイン3:歯ぐきの腫れや出血がある

「歯ぐきから血が出る」「口臭がきつくなった」「歯がグラついている」などの症状がある方は、歯周病の可能性があります。歯周病は歯周病菌と呼ばれる細菌によって引き起こされる炎症性の病気で、重度化すると顎の骨が溶けてしまい、歯が抜け落ちてしまうケースもあります。実は虫歯よりも歯を失う確率が高いのが歯周病なのです。

平成17年に財団法人8020推進財団が発表した「永久歯の抜歯原因調査報告書」によると、歯を失う原因の実に41.8%を歯周病は占めており、虫歯よりも多いという結果が出ています。

サイン4:治療計画が不明確

「いつまで治療が続くのか分からない」「何のための治療なのか理解できていない」という状態は、治療計画が不明確である証拠です。患者様のカウンセリングや検査の結果をもとに綿密な治療計画を立てることが、治療の成功につながります。治療のプランニングを行うための専用のソフトウェアや、計画通りに治療を進めるための器具の使用は欠かすことができません。

歯科医院選びで重視すべきポイント

治療方針を見直す必要性を感じたら、次は適切な歯科医院を選ぶことが重要です。どのような点に注目すべきでしょうか?

経験豊富な歯科医師がいるか

様々な症例経験があることは非常に重要です。どんな歯科治療でも臨床経験が重要ではありますが、特にインプラントのような専門的な治療の場合、前歯と奥歯、上顎と下顎などの部分ごとに治療方法に違いがあるため、さまざまな臨床経験が求められます。また、学会や勉強会に積極的に参加し、認定医・指導医などの資格を取得している医師は、新しい技術や知識を取得する機会が多いといえます。

精密な検査設備が整っているか

虫歯や歯周病のような一般診療と違って、より詳細な検査を行う必要がある治療もあります。特に、歯科用CTで撮影した3D画像をもとに、正確な骨の厚みや高さを確認しておくことが重要な場合があります。また、血管や神経の位置を把握しておくことも、安全な治療のために欠かせません。

院内感染を防ぐためには、歯を削るドリルのタービンや治療器具の滅菌処理が必要です。また、紙コップや医師が使用する手袋などのディスポーザブル製品の活用も、治療の安全性の維持につながります。外科手術を行う施設では、清潔域と不潔域をはっきり分ける必要があるため、専用オペ室の完備は必須条件だといえます。

アフターケアを行うきちんと行っているか

治療を長く維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。プラークコントロールがおろそかになると、細菌に感染するリスクが高まることから、歯科医院が術後にしっかりとアフターケアを行う必要があります。患者様ご自身がメンテナンスの重要性を理解し、積極的に歯科医院を受診していただくことも大切です。

セルフケアとプロフェッショナルケアの重要性

お口の健康を守るためには、ご自宅でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの両立が不可欠です。

セルフケアで大切なこと

ご家庭での患者様ご自身によるケアが何より大事です。一人ひとり患者様に合ったブラッシング指導を受け、工夫して継続していくことが重要となります。最も基本となるのは患者さんご自身がおうちで行う歯磨きで、歯ブラシの仕方、歯間ブラシ、フロスの使い方など丁寧に学ぶ必要があります。

プロフェッショナルケアの役割

専門医が診査・診断・咬み合わせのチェックを行いながら、患者様の疾患を進行させない、遅延させる治療を定期的に行っていきます。専用器具を使い、ブラッシングでは落とせないプラークや歯石を取り除くスケーリングや、歯の表面をなめらかに仕上げ、汚れの再付着を防ぐルートプレーニングなどがあります。

プラークコントロールはご自身のケアだけで完璧に行うことは難しいので、歯科医院に定期的に診察してもらうことが大切です。セルフケアとプロケアを両立することによって、お口のトラブルのリスクを未然に回避できます。

では、具体的にどのようなタイミングで治療方針を見直すべきでしょうか?

定期的な再評価が必要な理由

治療を進めていく中で、定期的に歯周組織検査を行い、どの程度改善されたかをチェックすることが重要です。この状態で充分に改善されていれば、治癒と評価します。一方、この時点で改善が不十分な場合は、次の治療ステップへと進んでいく必要があります。

口内環境の変化に注目する

前回治療を受けた時から時が経っていると、口内の環境も変わっているはずです。口内環境を確認した際に、他の治療の方が患者様のためになることもあります。歯科クリニックでは、患者様が日常生活を送りやすいような治療法を第一に勧めてくれます。今の治療法に満足できない時は、見直しのタイミングで相談してみることをお勧めします。

生活習慣の見直しも重要

歯周病は、お口のケアだけの問題ではなく、喫煙、ストレス、不規則な生活習慣も関係しています。最近よく聞く「プラークコントロール」が重要なのは、歯周病がプラークに生息する病原菌によって引き起こされる感染症だからです。そのため、歯周病を予防するためには、まずはプラークをきれいに取り除くことが先決となります。

三宅歯科クリニック自由が丘の治療方針

当院では「より多くの人ができるだけ長く、食べたいものを食べたいだけ、美しい歯と笑顔と共に人生を過ごしていけるように」という想いを持って診療にあたっています。

できるだけ神経を抜かない治療

歯の神経はとらない方が歯の寿命は長くなります。歯の寿命を延ばすため、当院ではできるだけ神経を抜かない治療を行っております。対症療法だけではなく、抜本的にお口の問題を解決するための治療を行ってまいります。

原因を究明し取り除く治療

当院を開院するにあたり、3つの大きな想いがございます。それは「原因を究明し取り除く治療」「先々のことまで予想しながら進めていく治療」「変化する時代のニーズに応える歯科医院」ということでございます。当院の歯科医師、衛生士やスタッフは常に学び、これからそれらを実践していくことをお約束し、世界水準の歯科治療を少しでも多くの患者さんへという強い想いで自由が丘の地域医療に役立てればと考えております。

保険診療でのメンテナンス

当院では、一度来院いただいた患者様には生涯お口に自信を持っていただきたいと強く願っております。そのため、他の医院では自費診療で行うようなお口のメンテナンスメニューを、当院では保険診療で行わせていただいております。歯の治療精度、美しさ、機能性の全てにこだわった治療を提供しています。

治療方針を見直すべきサインは、説明不足、痛みや違和感の継続、歯ぐきの腫れや出血、治療計画の不明確さなど、様々な形で現れます。これらのサインに気づいたら、遠慮せずに担当医に相談するか、セカンドオピニオンを求めることが大切です。

失敗しない歯科選びのコツは、経験豊富な歯科医師がいるか、精密な検査設備が整っているか、衛生管理を徹底しているか、アフターケアをきちんと行っているかなどを確認することです。また、セルフケアとプロフェッショナルケアの両立が、長期的なお口の健康維持には欠かせません。

当院では、患者様一人ひとりに丁寧なカウンセリングを行い、完全個室のプライベート空間で治療を受けていただけます。自由が丘駅から徒歩1分という好立地で、平日は18時半まで、土曜日も17時まで診療しております。

お口のお悩みや治療方針について不安を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。詳細はこちら:三宅歯科クリニック自由が丘

院長・歯科医師

三宅 甲太郎Kotaro Miyake

お困りの際はぜひ私たちにご相談いただけたらと思います。必ずお力になれると考えております。

認定医・資格

日本顎咬合学会かみあわせ認定医

所属学会

日本歯周病学会
日本口腔インプラント学会
日本顎咬合学会
AO(米国インプラント学会) 日本ヘルスケア歯科学会

勉強会

スタディーグループ赤坂会理事
東京SJCD CMS

パーソナル情報

血液型:A型
出身地:東京都
趣味・特技:ダイビング、スキー、スノーボード、旅行
好きな食べ物:生がき

記事監修医師

三宅 甲太郎 院長
三宅 甲太郎 院長 三宅歯科クリニック 自由が丘